乾井の中の蛙、大海を知らんとす

色々と、のんびりと。

2022.5.3 ロストボーイズツアー札幌公演 ライブレポ

ロストボーイズツアー札幌公演 ライブレポ

 

イントロダクション

 

初めまして、乾井です。

タイトルの通り、amazarashi Live Tour 2022「ロストボーイズ」ツアー初日、

札幌公演に参加してきたのでその感想です。

 

まず声を大にして言いたいことが一つ。

 

何だこの殺意高すぎるセトリは!!!!!!

 

もうね、あんまりこの言葉使いたくないけどあえて言います。

やばいです。マジで。やばい。本当に。

情緒は語彙を飛び越して、分からずともなお喋ろうとすると

そんな言葉しか出てこない。

そのくらいやばいライブでした。

 

あんまり限界化したオタクの御託を聞きたくもないでしょうから本題に入ります。

 

以下重大なネタバレを含むので、というかネタバレしかしてないので、

踏みたくない方は即ブラウザバックしてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セトリ

 

所感

 

では、まずはセトリです。

 

--------------------------------------------------------------------------------------------------

1.感情道路七号線

2.火種

3.境界線

4.ロストボーイ

5.間抜けなニムロド

6.空洞空洞

7.僕が死のうと思ったのは

8.あんたへ

9.夏を待っていました

10.戸山団地のレインボー

11.数え歌

12.アオモリオルタナティブ

13.爆弾の作り方

14.空に歌えば

15.1.0

16.スターライト

17.空白の車窓から

 

--------------------------------------------------------------------------------------------------

 

 

…………

 

いや多いわ!!!!!!!!!!!!!!!

 

amazarashiのライブ初参加がAPOLOGIES雨天決行、対面はボイコットの私は、

まず曲数の多さにおったまげました、

amazarashiはただでさえ長尺の曲が多いのに、2時間で17曲ってどないやねん。

しかもポエトリーは1曲目の感情道路だけですよ。

こんなセトリ、カラオケでやろうもんなら喉イカれますよ本当に。

そうならないのはさすがプロの所業と言ったところか。amazarashiやべえ(1回目)。

 

 

突然ですが、ここで私が事前に予想していたセトリがこちら。

是非見比べてみてください。

 

……いや夏待ち当たっとるやないかーい!!

 

法被着て神社横丁が夏祭りっぽいなあって思って入れたんですが、

八月の激暑の前振りとして差し込むほうが確かに自然ですよね。

しかしまさか当たると思ってなかったのでイントロの瞬間ニヤけました。嬉しかった。

 

曲単位でみると、Twitterでちらほら見ていたセトリ予想で当たっている人がいて、

その曲が演奏されるたびにニヤニヤしてました。おめでとうございます。

 

全体として見ると、今回はアルバムが11曲しかなかったので

新規曲は全て演奏される前提で、

既存曲が4~5曲、何聴けるかなあとか思ってたんですが、まあ見事に裏切られました。

 

アルバム曲が2曲もリストラされるなんて誰が思うんよ。

 

100歩譲ってアダプテッドはアルバムの中でも群を抜いて異質な曲だったから

お預け喰らうのも分からんじゃないけど、もろに青森のことを歌った焼け町が

セトリに入らないなんて誰も思わないでしょうよ。

これが私が今回のライブがやばいやばいという理由の一つです。

アルバム名を冠したツアーで新曲を2曲リストラするamazarashiやべえ(2回目)。

 

セトリ全体に関してもう一つ。

感情道路~ニムロドまでの流れ、アルバム収録順そのまんまなんですよね。

そういうのもあって、今回はアルバムに忠実に行くのかなって思わせてからの

怒涛の既存曲ラッシュ。そしてこれが何のツアーなんだかもはや忘れたころくらいに

戸山団地でぐいっとロスボに引き戻してくる。

amazarashi、ホントいい性格してるぜ……。最高にロックだと思うその姿勢。

一生ついて行きます。

 

 

各楽曲の演奏

 

さてさて、いよいよ各曲ごとのライブレポに入ります。

とはいっても正直記憶はとびとびなので、記憶違いとか雑だったりとか

色々あるとは思いますが、そこはご愛嬌ということで一つお願いします。

 

 
開演前

 

ボイコットの時は「私は私の○○ではない」が延々と流れてた開演前。

今回は開演10分前から音声なしで紗幕に長尺のポエムが流れていました。

覚えている部分を列挙すると、

 

「勉強が苦手だと言われ」「運動が苦手だと言われ」「それが自分の属性と思い込み」「詐欺まがいのレーベルに金銭を要求され」「リリースを約束したレーベルに切られ」

「夢が終わったのだと悟り」「どうせ終わるなら故郷でと」「閉じこもり」

「灯りは極力つけず」「息苦しく感じて窓を開けると(うろ覚え)」

「人の陰口ばかりが聞こえ(うろ覚え)」

(ここらへんで何かが吹っ切れたような描写があった気がする。覚えてない。)

「嫌いだと言われ」「偏屈だと言われ」「よくやったと言われ」

「無数の評価が下され」「結局この世界には馴染めない」

 

この3倍くらいの要素を含むポエムが、無音で3周、同一の内容が流れました。

正直、2周目を半分過ぎたあたりで

私は何を見させられているんだ?って気分になりました。

 

このポエムだけが一生流れて、ライブが始まらないんじゃないかと思いましたよ。

 

当然そんなことはなく、三度目の「結局この世界には馴染めない。」のあとに

環状の路線図のような演出が入って、今度は同一の内容のポエトリーを

秋田さんが朗読した音声が流れました。

 

じゃあ無音は2回くらいにしといてくれよ!

 

って正直思ったのは胸に秘めておくとして、

私事ながら現在演技や朗読の勉強をしている私は、朗読にはこんな感情表現の

仕方があるんだなと興味深く聴いておりました。

訛りとか滑舌とか、決して綺麗な喋り方ではないのだけど、粗削りゆえの

エモーショナルがあってとてもいい演出でした。

 

最後は無音の時にはなかった「その全てが私である(うろ覚え)」的なフレーズが

追加され、いよいよ演奏が始まります。

 

感情道路七号線

 

amazarashiのライブではもはやお決まりとなった開幕ポエトリー枠の感情道路。

ボイコットの拒否オロジーもそうでしたが、ド頭のギターのフレーズが印象的で、

遂にライブが始まるんだ……!という高揚感を感じさせるものでした。

この時点ではちょーっと楽器の主張が強くて、せっかくの秋田さんの低音が

あまり聞き取れなかった印象でしたが、トラックがめちゃくちゃかっこよかった。

感情道路~境界線まではめちゃくちゃライブ映えする曲だと感じました。

特に橋谷田さんのドラム。ところどころに挟まるスプラッシュシンバルのアクセントが

最高にイカしてた。また聴きたいです。

 

火種

 

その流れでの火種。イントロのギターリフが死ぬほどかっけえ。一生聴ける。

映像化するときはCDの特典じゃなくて円盤単体でお願いします。ライブ音源取り込んでスマホで聴きたいので。

ボーカルは相変わらずクソデカ演奏陣に搔き消されがちでしたが、そんなの

気にならないくらい楽器が格好良かった。音源では分からない楽曲の魅力に

気付けたのでプラマイプラスです。個人的な予想ですが、これはしばらくライブの

2~4曲目くらいのポジションに居座り続けると思います。

あと紗幕に出てた歌詞のフォントが丸みを帯びていて、若干シュールに感じました。

 

境界線

 

王道のアッパーチューンでボルテージがガンガン上がっていくのを感じました。

直近のボイコツアーでも演奏されていましたし、演奏に関して特筆すべきことは

ないかなと。紗幕の映像はボイコと全然違いました。具体的には……覚えてないです。

 

ロストボーイ

 

紗幕が!!!!!!!!上がった!!!!!!!!!!!

 

何を言っているのか分からねーと思うが私も何をされたのか分かりませんでした。

 

境界線のアウトロが終わり、掻き回しが終わって拍手が起こった後、メンバーが

水を飲んだりしている最中に、何食わぬ顔でしゅるしゅるしゅる……と紗幕が

上がっていきました。

 

そこで私の頭をよぎったのは、開演の1時間前にフォロワーさんと交わしたある会話。

 

ClariSって最近顔出ししたけど、そういう話題の作り方はちょっとどうかと思う」

 

amazarashiも顔出しするの!!??!??!?

 

アルバム特典のボイコ映像からして、特に豊川さんはほぼほぼ顔見えてたし、

そうでなくても前の方の席なら紗幕越しに顔が見えるってことはあったんだろうけど、

公式が顔出し解禁しまーすっていうのは違くない!?とか色んなこと考えている

こちらの気持ちを知ってか知らずか、普通に口上が披露され、普通にロストボーイズの演奏が始まりました。

 

巧みなライティング技術により相変わらず秋田さんの顔は(あんまり)見えないように

なっていましたが、amazarashiのアイデンティティの一つである紗幕を脱ぎ捨てるのは

さすがに事件でしょ。

4曲目にして予想外の角度から度肝を抜きにかかるamazarashiやべえ(3回目)。

 

この曲かニムロドか覚えてないんだけど、イントロで豊川さんがちょっとミスってた。個人的にはミスもライブの醍醐味だと思うのでニコニコしながら観てた。

秋田さんも「テニスコート」の入りをミスって「……スコートの~」ってなってた。

 

あと、アルバム音源の「張り付いて」の裏返り方が嫌いなファンはいないと思うけど、

ライブでも全く同じ裏返り方をしてて、秋田さんの表現力に舌を巻きました。

 

言い忘れていましたが、紗幕は上がっても奥側のモニター(?)に映像はずっと

映り続けてました。MVとは違う映像だった……と思う。正直覚えてない。

 

間抜けなニムロド

 

ここでも紗幕は上がったまま。

ここでようやく、ああ今日はこのままいくのねと自分を納得させ、演奏に集中。

改めて言うまでもないかもしれませんが、いい曲ですねこれ。

このあたりで秋田さんの喉が温まって来たのか、PAさんが音量調整を頑張ったのか、

ボーカルがよく聞こえるようになって、歌詞も耳に入ってくるようになりました。

 

秋田ひろむの口から発せられる「かわいい」という語彙の破壊力!

 

正直歌詞の咀嚼自体があまりできていないのであれなんですが、

AメロBメロの優しく語り掛けるような歌い方とサビの疾走感のある歌い方の切り替えが

凄くよかった。

 

あと2サビ終わりの豊川さんの謎コーラスは結局何言ってるかわかりませんでした。

個人的には I'm NimrodとかCry Nimrod、Fly Nimrodとかって言ってるように聞こえる

んですが、真偽は不明です。質問コーナーがあったら秋田さんに直接訊きましょう。

 

空洞空洞

 

確かここで紗幕が再び下りたんだったかな?

紗幕がないことにやっと慣れたと思ったら無慈悲にも下がっていったので

変なところで情緒がかき乱されました。

 

今作は青森で暮らすことをテーマに作ったアルバム、みたいなことを言っていたので、

納得感のある選曲でした。

メメモリ発売からみらよるツアーまで皆勤賞だったんでしたっけ?

 

個人的には円盤でしか見たことがなかったので、生で聴くとすごく迫力があって

これもまた火種とかとは違う意味でライブ映えする曲だなあと思いました。

 

しかし機関銃欲しかったりコンビニでマシンガン買おうとしたり物騒なライブだなあ。

 

僕が死のうと思ったのは

 

犯罪です。テロです。殺意が高すぎる。

 

私がどれほどこの曲を愛しているかはこのツイートこのツイートをご覧ください。

 

本当に、人生を変えたと言っても過言ではないどころかそんな言葉じゃ足りないくらい

私にとって大切な曲なんです。

それをまさか生で聴けるとは!!!!

演奏時間のたった0.1秒も見逃し、聴き逃さないよう全力で焼きつけました。

 

演出も、一切映像は使わず、ステージ上に5本(6本だったかも)立てられた

蝋燭?聖火台?に火が灯っているだけというシンプルな演出。

「曲を聴かせるんだ」ということに対する気合の入りようが凄かった。

この曲がセトリ入りしたのは十中八九、中島美嘉TFTがあったからだと思うので

中島美嘉さん本当にありがとうございます。

 

ちなみに中島美嘉TFTもめちゃくちゃよかったので未試聴の方はこの機会にぜひ。

 

youtu.be

 

あんたへ

 

僕死で放心状態だったこともあって正直ほとんど覚えてない。

 

イントロにギターか何かのフレーズが追加されてて、新曲か予習忘れかと思った。

末法独唱の音源が何の前触れもなく「はーやーくー!!」で耳つんざく音楽なので

予告があるこのバージョンの方がいいなって思いました。

 

紗幕の映像はまんまMVだった。秋田さんの歌唱シーンをクソデカいスクリーンで

見るのはなかなかシュールでした。

 

夏を待っていました

 

例のセトリ予想的中したやつ。

 

イントロ流れた瞬間にここで来るんか!とニヤけました。それと同時にアルバム曲が

全て披露されることはないんだろうなと悟って少し悲しくなったりもした。

雅敏が一瞬名前を忘れられかけてた。

 

穏やかな曲って印象が強かったけど、2サビ終わりの間奏がライブアレンジも

相まってか結構激しくて、意外とテンション上がる曲なんだなって感じました。

あんたへ→これの流れは、曲順こそ違いますが末法独唱を彷彿とさせますよね。

バンドと弾き語りの違いを感じてとてもよかったです。

 

戸山団地のレインボー

 

焼け町とアダプテッド死んだああああ!!!(絶叫 絶叫)

 

とか思う暇もないくらい、演奏も演出もよかった。

初聴きの時も思ったけどしおらしく重労働する扇風機は相変わらず愛おしい。

歌詞に合わせて大量の扇風機の画像が出てくる紗幕映像で思わずちょっと笑った。

 

ラスサビで秋田さんの上空から虹色のスポットライトが降り注いだり、

「居酒屋~」あたりを歌っている秋田さんの仕草が、上手く言葉では説明できないけど

他のところよりもすごく心がこもっているように感じたりした。

たぶんマイクの位置調整に手こずって歌いながら位置を直してたんだけど、その仕草が

歌詞をこちらに語り掛けてくるためのように思えたんだと思う。

 

根拠のない自信はもう捨てて 根拠のある自信を探し出せ

たかが太陽光の反射に ほだされて定まった決意じゃねえ

 

初聴きの時からこの歌詞が好きすぎて、生で聴けて本当に良かったです。

 

数え歌

 

これがセトリ入りするって事前に予想できた人いるんですか????

 

お恥ずかしい話なんですが、この曲1,2回しか聴いたことなくてイントロも全く

印象に残ってなかったんですよ。

 

戸山団地のあと、ボイコツアーの初雪みたく数字がたくさん降り積もっていく紗幕映像

と共に爆音のギターが流れて、最初はこれから何が起こるのか全くわからなかった。

 

ギターが終わって「一つ~」と歌い出してやっと「ははあ、なるほど」と。

 

戸山団地の歌詞で、「苦悩、苦痛」「不平、不満」「失意、挫折」に「希望」という

7つの色彩で虹になる、という解釈をTwitterで見かけたことがありました。

そんな戸山団地のあとにこの曲を入れたのは、上記の仕掛けに気付いていない人に

足し算というキーワードでヒントを与えることが意図としてあったのではないかと。

 

そしてもう一つ、数え歌が今回のツアーで果たす重要な役割。

ずばり、1.0へのインターリュード的な意味も含んでいるのではないかと私は思います。

 

「あの夜、紛れもなく0だった」秋田ひろむがamazarashiとしての活動を通して

1.0へと辿り着いたその過程を表現するのにこれほど適任な曲はないでしょう。

 

直近のシングルのカップリング(鴉と白鳥)を押しのけてまでセトリ入りしたこの曲、

お会いしたフォロワーさんは口を揃えてやべえって言ってました。

私にも今一度言わせてください。amazarashiやべえ(4回目)。

 

アオモリオルタナティブ

 

また紗幕上がったが!!?!!?

 

数え歌のアウトロでイントロ同様の爆音ギターが流れ、1.0を意識して

「そろそろライブの終わりも近いのか……」と考えたのも束の間、

またしゅるしゅるしゅる……と紗幕が上がっていきました。

 

紗幕を上げた曲とそうでない曲の演出上の意図に思いを巡らせる暇もなく、

何食わぬ顔で演奏が始まるので耳(と目)を傾けました。

 

……「にけつ」って書き方めちゃくちゃ可愛くないですか?

 

いや確かに口で言ってもなかなか文字に起こすことはない言葉なので、

どう表記するのが自然なんだって聞かれると答えられないんですけど。

私だったら「2ケツ」とかにしちゃうかなあ。平仮名なの凄い可愛いなって

映像に映し出される歌詞を見て改めて思いました。

 

12曲目にして相変わらずの口からCD音源。安定感がすごい。

ハイッッボ↑ールゥ!大好き人間の私は音源と遜色ないその歌い方に悶絶していました。

 

映像の方は、青森の風景がずーっと流れてる感じでした。

アスパムとかみたいなamazarashiの聖地もいくつか映ってて、いつか青森行きたいなあ

と思わされる演出でした。

 

爆弾の作り方

 

火種はここに繋げるための伏線だったのか!!

 

「~~~(全く覚えていない)きっかけ、火種」という口上が披露され、

ん!?1.0じゃないの!?と思っていたら、まさかすぎるイントロが流れてきました。

 

国道、苦悩、アイデンティティ(ー)……

 

今にして思えば確かに今回のアルバムに通ずるフレーズがたくさん使われていますが、

APOLOGIES雨天決行でも披露されたこの曲がこんなに短いスパンで再び披露されるとは

微塵も思っていませんでした。

 

紗幕のフォントも火種と同じだし、スポットライトも赤系の色が多く使われていて、

こりゃ「秋田ひろむは火属性」とかamz民にいじられるのも納得だわ、と。

 

既にあまりの情報量で爆発しまくっている情緒に遠慮なくガンガン爆撃してくるの、

マジでamazarashiやべえ(5回目)。

 

空に歌えば

 

そんな爆弾の作り方から間髪入れずに披露されたのが空歌。

あんたへの入りが耳に優しかった分、こちらは唐突の「虚実をー切ーり裂いて!」で

耳と情緒を破壊してきます。

 

あんたへ→夏待ちが末法独唱の流れを汲んだ選曲だとしたら、こちらは完全に

APOLOGIES雨天決行を意識した選曲ですね。「雨は上がっていた」という歌詞も

戸山あたりとの繋がりを感じさせます。

 

しかし、ライブも終盤のこのタイミングでこんなアッパーチューンを歌って、

amazarashiはどんだけ私の情緒を搔き乱せば気がすむんだ。いいぞもっとやれ。

 

1.0

 

紗幕映像!!!!!!!!!!!

 

こう言っちゃなんだけど、正直紗幕映像に集中しすぎて演奏ほとんど聴けなかった。

そのくらいやばい紗幕映像でした。

 

(……そういやアオモリオルタナティブで上がった紗幕、どこで戻ったんだったかな?

ごめんなさい思い出せません。)

 

空歌が終わって、メンバーの水分補給などの空き時間。紗幕の右下に「0.6」の文字と

ジャケ写が映し出されます。これだけでもはや感涙モノなんですが、上の方には

0.6収録曲の歌詞がてんでんばらばらに映し出されているじゃありませんか。

 

縦書きで2行ずつくらい、連続したフレーズばかりでもなく、本当に無秩序に

0.6と爆弾の作り方の収録曲の歌詞が映っていました。

それに気を取られているうちに始まる1.0の演奏。秋田さんが歌い出すと同時に、

1.0の歌詞に書き換えられていく既存曲の歌詞たち。

 

この演出で感動しないamazarashiファンいるの??

 

左に向かってスクロールされる画面には、リリース順に各アルバムの収録曲の

歌詞が表示され、演奏が進むにつれてそれを1.0の歌詞が書き換えていく……。

 

正直演奏なんて聞いてる場合じゃなかった。

 

なんて言うとあまりに語弊がありますし怒られそうですが、そのくらいのレベルの

神演出でした。

 

演奏が終わるころ、左下の端っこには「1.0」の文字。

超巨大な年表をイメージした映像なのでしょう。

 

夕日信仰あたりでamazarashiを知った新参者の私ですらこんなに感動するんですから、

それこそ0.6や青森で路上ライブをしていた時代から追っかけている方々の感動は

計り知れません。私もその感動を味わいたかった……。

 

ただ、セトリ漏れした焼け町とアダプテッドの歌詞が露骨に映像からもハブられてた

事に関しては抗議したいとだけ言い添えておく。

 

スターライト

 

この前にⅯⅭ。

 

「たくさん来てくれてありがとう。この頃友達と遊ぶ機会が多くて、今作はその中で

感じたことを綴ったアルバム。そういう動機で音楽をリリースしたのは初めてな気が

する。そんな作品が多くの人に受け入れられて嬉しい」

的な感じの内容だったと思う。

 

その後、ワンテンポ置いて口上。前半はほとんど記憶飛んじゃってるけど、

「何度も問いかける。夜の向こうに答えはあるのか。夜の向こうに答えはあるのか」

みたいな感じからスターライトのイントロへ。

 

このスターライト1曲でものすごい数の事件が起きてた。

 

1番のサビ前を「小さな僕だって光るから」と歌ってしまう秋田さん。

一度はそのまま歌い続けるも、「この声を今すぐ」あたりで歌声を止めてしまう。

しかし、「ミスった時こそ涼しい顔」を思い出したとばかりに「空に投げるよ!」

と開き直って立て直し、サビはそのまま一番の歌詞を歌いきる。

 

その後、2番の同じ部分で「小さな星を見つけたんだ」と歌い出し、サビ前まで1番の

歌詞で歌いきる。もちろん紗幕に映っているのは2番の歌詞なので、歌っている内容と

テロップが一切合っていないゾーンになっていました。

 

これでこそライブだよ!生身の人間が目の前で歌ってるってことなんだよ!

 

と、私は心の中で密かにテンションを上げ散らかしていました。

末法独唱では弾き語りで、それゆえの魅力ももちろんありましたが、

生で、現地で、バンドの音を聴けることの素晴らしさを再確認。もちろん演奏陣の

楽器もハチャメチャに格好良かった。これまで聴いてきた中で最高のスターライト

でした。

 

……ただ1点を除いては。

 

なんて大仰な書き方をするようなことでもないんですけどね。

 

紗幕映像に映ってた歌詞が、「胸が張り裂けそうな痛みも」になってたんですよ。

 

歌や演奏の間違いはライブだからいいけど、事前に作る映像のミスはあかんやろ!!

 

ボイコツアーの拒否オロジーも「platform」が謎にアルファベット表記だったし、

ちゃんとしてくれ~ってちょっとだけ思いましたね。

 

ともかく、演奏としてはクライマックスの盛り上がりが最高潮に達する場面で、

ミスのカバーも含めて素晴らしい演奏だったことは確かです。

amazarashiやべえ(6回目)(もはや言いたいだけ)

 

空白の車窓から

 

最高!!!!

 

もうそれしか言えません。(執筆時点の時刻4:09につき)許して。

 

 

まとめ

 

札幌、というか北海道って漫画や小説も入荷が遅くて発売日から2、3日待たされたり

するし、Amazonなんかの通販もその日のうちに届くなんてことないんですよ。

 

そんな試される大地、北海道が初日公演だった今回のロスボツアーを、世界最速で

観られたことはマジで何よりの誇りです。この経験だけで通販や物流の遅延に一生

寛容になれる。そのくらい素晴らしいライブでした。

 

私が皆さんに言いたいことはただ一つだけです。

 

ロスボツアー、やべえぞ。心してかかれ。

 

ていうか今日以降の公演に参加する人そもそもこの記事読まなくね????